社名に「評判 悪い」と出る|比較検討中の人が確かめていることと答え方

社名の検索候補に評判の悪い言葉が出たときの確認を表すイラスト

社名のあとに「評判 悪い」と検索候補が出ても、それだけで会社の評価が低いとは限りません。ただし、見積もりや契約の直前にその語を見た人は、ほぼ確実に立ち止まります。この記事では、その人が何を確かめようとしているのかを整理し、削除に走る前に公式サイトで答えておくべき項目を、中小企業の経営者・店舗オーナー・営業責任者向けに解説します。

目次

社名に「評判 悪い」と出たとき、最初に確認する3つのこと

検索窓の候補にネガティブな語が出ている様子のイラスト

サジェスト(検索窓に文字を入れたときに表示される検索候補)は、実際によく検索された語や、語どうしの関連性をもとに表示されます。つまり「評判 悪い」が出る背景には、「悪いのかどうか確かめたい」と考えた人が一定数いた、という事実があるだけで、悪評が事実であることの証明ではありません。この点は会社名を検索したら変な候補が出るときの3ステップでも詳しく説明しています。

確認1:候補は「見る人によって違う」ことを前提にする

検索候補は、利用者の検索履歴・地域・端末などで見え方が変わることがあります。自分のパソコンで見えた候補が、取引先にもそのまま見えているとは限りません。サジェストの見え方が人によって違う理由を踏まえ、ログアウトした状態やシークレットウィンドウ、スマートフォンなど複数の環境で確かめます。

確認2:Google・Bing・Yahoo!の3つで同じ語が出るかを見る

エンジンごとに候補の出方は異なります。社名を入れて候補を一覧にして、日付とともに記録します。手順はサジェストの調べ方(3エンジン手順)にまとめています。1回見て終わりにせず、同じ条件で定期的に見ると、増えているのか、消えているのかが分かります。

確認3:検索結果の1ページ目に、答えになる自社ページがあるか

候補の語そのものより重要なのは、その語で検索した人が最初に目にするページです。自社の説明ページが並ぶのか、第三者の口コミ記事ばかりが並ぶのかで、比較検討中の人の受け取り方は大きく変わります。

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「評判 悪い 会社」と打つ人は、比較検討の最終段階にいる

比較検討中に複数の会社を見比べる様子のイラスト

この語を検索する人の多くは、すでに候補を2〜3社に絞り、「ここに決めて大丈夫か」を最後に確かめている段階にいます。悪い評判を探して楽しんでいるのではなく、決めるための安心材料を探している、と考えるほうが実態に近いはずです。

取引先や顧客は、どこまで調べているか

社名検索、候補、口コミサイト、ニュース、公式サイトの会社概要。人は複数の場所を短時間で見比べます。見られている場所の全体像は取引先が見ている5つの場所で整理しました。

求職者の場合は少し事情が違います。「ブラック」といった語で調べる人の確認行動は社名に「ブラック」と出るときの対処で扱っているので、採用が目的の方はそちらも併せてご覧ください。

自社の「見え方」を30分で点検する手順

検索結果の1ページ目を確認する手順のイラスト

点検は難しい作業ではありません。次の順に、画面を見て記録するだけです。専門知識は要りません。

  1. 検索窓に社名だけを入れ、表示された候補をすべて書き留める。
  2. 社名+「評判」「口コミ」「怪しい」など、よく使われる語を続けて入れ、候補と1ページ目の検索結果の上位10件を記録する。
  3. 検索結果の「他の人はこちらも質問」に不利な質問が出ていないかを見る。出ていた場合の考え方は「他の人はこちらも質問」に不利な質問が出たときを参照。
  4. 記録を月に1回、同じ手順で取り直して比べる。

この作業の進め方は会社のエゴサーチのやり方(7ステップ)でさらに詳しく解説しています。毎月の手作業が負担になる場合は、検索候補の自動監視という選択肢もあります(監視方法の比較はサジェストの監視方法)。

比較検討中の人が確かめる4つの不安と、公式サイトで答える項目

比較検討中の人が確かめる4つの不安を表すイラスト

比較検討の最終段階の人は、だいたい次の4つの不安を抱えています。それぞれ、公式サイトのどこで答えるかを決めておくと、「評判 悪い」の語が出ていても、読んだ人の不安を減らせます。

不安1:料金が不透明で、あとから追加費用が出ないか

料金の目安、含まれる作業、追加になる条件を1ページにまとめます。金額が案件ごとに変わる場合も、「何によって変わるか」を書くだけで安心感は違います。

不安2:トラブルになったとき、ちゃんと対応してくれるか

問い合わせから初回返信までの流れ、クレーム時の窓口、返金や再施工のルールがあれば明記します。ルールがない場合は、まず社内で決めることが先です。

不安3:実績は本当か、自社と似た依頼があるか

事例ページで、依頼の背景・実施内容・結果を具体的に書きます。お客様の許可が取れた範囲で構いません。許可が取れない場合は、業種や規模だけを示した匿名の事例でも判断材料になります。

不安4:運営している会社・担当者は実在するか

所在地、代表者名、連絡先、設立年、担当者の経歴を載せます。書き方のポイントは会社概要・運営者情報の充実が信頼につながる理由に整理しています。

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事例と料金の「透明性」で答える書き方

事例ページと料金表で答える情報を表すイラスト

「評判 悪い」への一番確実な答えは、反論ではなく情報の公開です。たとえば架空の〇〇工業が、外壁塗装の見積もりページに「工程ごとの費用」「保証の範囲」「追加費用が発生する3つの条件」を載せたとします。悪い評判を探しにきた人が、そこで不安の答えを見つけられれば、離脱は減ります。

事例ページに入れる5項目

  • 依頼の背景(どんな困りごとだったか)
  • 実施した内容と期間
  • かかった費用の範囲(目安でよい)
  • うまくいかなかった点と、そこから変えたこと
  • お客様の声(許可を得たもの。加工や創作はしない)

「うまくいかなかった点」を正直に書く会社は、かえって誠実だと受け取られやすくなります。ただし、取引先の社名や個人が特定できる情報は載せないようにしてください。

口コミ・評判記事が上位に出るときの考え方

口コミと評判の記事を見極める考え方のイラスト

検索結果に第三者の口コミ記事や比較記事が上位に出ている場合、その内容に事実と異なる点があるのか、単に不満の一例なのかで対応が変わります。口コミ全般への基本方針(放置するか、返信するか)は口コミサイトの悪い書き込みへの対応で解説済みですので、ここでは「比較検討の人が読む前提で、公式サイトをどう整えるか」に絞ります。

  • 事実と異なる記載がある場合は、その記録(画面保存・日付)を残したうえで、掲載元の窓口に修正や削除を相談する。
  • 不満が事実に基づく場合は、改善した点を公式サイトのお知らせや事例ページで説明する。
  • 同じ不満が繰り返し出る場合は、サービスや説明の仕方そのものを見直す。

被害の型(誤情報・誇張・同名混同など)の整理は風評被害とは|企業に起きる4つの型が参考になります。

やってはいけない対応|やらせ口コミ・過剰な反論・慌てた削除依頼

やらせ投稿や過剰な反論を避ける注意を表すイラスト

やらせの良い口コミで埋める

社員や知人に高評価を書かせる、報酬と引き換えに投稿を依頼する、といった行為は、発覚した場合に信用を大きく損ないます。広告であることを隠した宣伝は規制の対象にもなっています(ステマ規制と口コミ依頼の注意点)。

口コミに感情的に反論する

読むのは書き込んだ本人だけではなく、比較検討中の第三者です。反論の口調が強いほど、「トラブルになったら面倒な会社」という印象を与えかねません。

「業者に頼めば消える」と考えて急いで契約する

サジェストの削除や非表示を請け負う業者は多く、料金も内容もさまざまです。費用の見方はサジェスト削除業者の費用相場で整理していますので、契約前に確認してください。相談先の選択肢のひとつとして、当サイトの運営元でもサジェスト汚染対策サービス(サジェスト汚染対策サービス)を提供しており、成果報酬型のプランもあります。ただし、結果は検索エンジン側の仕様に左右されるため、効果を保証するものではありません。

3か月で整える:毎月の点検と見直しの進め方

毎月の点検スケジュールを表すイラスト

一度に全部を直そうとすると続きません。次のように3か月に分けると、無理なく進められます。

  • 1か月目:候補・検索結果の現状記録と、会社概要・運営者情報の見直し。
  • 2か月目:料金ページとFAQの整備。比較検討中の人が迷う点をすべて文章にする。
  • 3か月目:事例ページの追加と、再度の点検。1か月目の記録と見比べて変化を確認する。

ブランドを検索で守る全体の手順はブランドを検索で守る方法(3つの手順)にまとめています。

よくある質問

よくある質問を表す吹き出しと電球のイラスト

Q. 「評判 悪い」の候補は、放っておけば消えますか?

消える場合もありますが、いつ消えるかは分かりません。検索候補は検索される回数や関連性の変化で入れ替わるため、待つだけでなく、公式サイトで答えを用意しておくほうが確実です。

Q. 実際に悪い評判がない場合でも、候補が出ることはありますか?

あります。「悪いのか確かめたい」という検索が増えるだけでも、語の組み合わせとして表示されることがあります。事実との関係は、候補だけでは判断できません。

Q. 自社だけで対応できますか?

点検と公式サイトの整備は自社でできます。法的な判断が必要な書き込み(名誉毀損など)は、個別事情によるため弁護士など専門家への相談が適しています。

まとめ

評判を守るまとめを表す盾のイラスト

「評判 悪い」の候補が出たら、まず見え方を記録し、比較検討中の人が確かめる4つの不安(料金・トラブル対応・実績・運営者)に、公式サイトで先回りして答えることが基本です。やらせや感情的な反論は避け、点検を毎月続けてください。語そのものを消すことだけを目標にせず、「読んだ人が安心して決められる状態」を目標にすると、対応の優先順位が決めやすくなります。

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この記事を書いた人

三田 健司のアバター 三田 健司 株式会社アクセス・リンク 代表取締役 / 認定SEOコンサルタント

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。株式会社アクセス・リンク代表。10年以上にわたりSEOコンサルティングとホームページ制作に携わり、40業種・100サイト以上の改善に立ち会ってきました。

この仕事をしていると「検索結果に何が出ているか」で問い合わせの数がはっきり変わる場面に何度も出会います。なかでもサジェスト(検索候補)は、本人がいちばん見ていない場所です。取引先や求職者から指摘されて初めて気づく、という相談が実際に少なくありません。

指摘される前に自分で気づける仕組みがほしい。そこから AccessSuggest を作りました。このブログでは、サジェスト汚染や風評被害について「まず自分でできること」を、専門用語を避けて書いていきます。

株式会社アクセス・リンク 公式サイト
(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

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