社名や店名でGoogleの画像検索を開いたら、関係のない画像や会社に不利な画像が並んでいた——そんなときに最初に確認したいのは「その画像がどのページに載っているか」です。画像検索に出てくる画像は、ウェブ上の各ページに載っているものをGoogleが見つけて並べたもので、画像だけを消す近道はありません。掲載元のページへの対応が基本で、Googleに依頼できるのは、個人の私的な情報・同意のない性的な画像・法的な理由があるものなど、Googleの定める条件に当たる場合に限られます。
この記事では、掲載元の特定、元ページの管理者への連絡、Googleへの削除依頼、削除後も残るときの更新依頼、自社の画像を整えて見え方を良くする方法までを、順番に説明します。内容は2026年11月3日時点のGoogle公式ヘルプで確認した範囲で書いています。画面や名称は変わることがあるため、最新の情報は各公式ページでご確認ください。
社名の画像検索に不適切な画像が出るのはなぜか

画像検索は「画像を載せているページ」を集めた一覧
Google画像検索(検索キーワードに合う画像を一覧で探せるGoogleの検索機能)に出る画像は、各サイトのページに載っている画像をGoogleが見つけて並べたものです。Googleの画像向け公式ガイドでも、HTMLのimg要素(ページに画像を表示するための指定)に入っている画像を見つけると説明されています。そのため、画像そのものよりも、画像が置かれているページの文章、ファイル名、alt属性(画像の内容を文字で説明するための属性)などが、検索キーワードとの結びつきを決める材料になります。
社名と関係のない画像が混ざる典型的な場面
よくあるのは、同じ名前の別の会社の画像が混ざる場合、まとめ記事やブログに引用された画像が上位に出る場合、過去のニュース記事や口コミサイトに載った写真が残っている場合です。画像が表示されていることは、それが事実であることの証明ではありません。同名の会社との混同については会社名が同じ会社と検索で混同されるときの対処|所在地・業種の見せ方で、自社サイトが社名検索で上位に出ない原因については社名で検索して自社サイトが1位に出ないときの対処|4つの原因と直し方で解説しています。
まずは、画像が出る理由が「他社との混同」なのか「悪意のある投稿」なのか「古い情報の残り」なのかを切り分けることが、対処の順番を決める第一歩です。
最初にやること:画像の掲載元ページを特定する

画像を選び、載っているページへ移動して確認する
画像検索の結果から問題の画像を選ぶと、その画像が載っているページを開くための表示が出ます。ここから元のページへ移動し、ページのURL、画像が置かれている位置、前後の文章を確認します。画像が出ているページが、自社と無関係のサイトなのか、自社の古いページなのか、口コミサイトやSNSなのかで、次に連絡する先が変わります。
証拠を残してから動く
連絡する前に、画像検索の画面、元ページ、日付が分かる状態のスクリーンショットとURLを残しておきます。ページが後から書き換えられても経緯を説明できるようにするためです。保存の具体的な方法は魚拓の取り方|誹謗中傷の書き込みを証拠として残す方法にまとめています。
同じ画像が他のページにも載っていないか調べる
同じ画像が複数のページに載っていることがあります。Googleの公式ヘルプでは、画像検索で該当の画像を探し、サムネイル(縮小表示の画像)を右クリックして「リンクのアドレスをコピー」することで、その画像のURLを取得できると案内されています。このURLと社名を組み合わせて検索すれば、他のページに載っていないかを確認する手がかりになります。検索の絞り込み方はGoogle検索コマンドで自社の評判を洗い出す|site:・-site:・期間指定・ORで検索結果の奥まで調べる手順が参考になります。
掲載元の管理者に連絡して、画像を外してもらう

Googleのヘルプも「掲載元への連絡」を基本としている
Googleの公式ヘルプ「ウェブサイトの所有者に連絡する」では、Googleはそのサイトを所有していないため、通常はサイトを運営している人に連絡する必要があると説明されています。連絡の手がかりとして、サイトの「お問い合わせ」ページ、whois検索(ドメインの登録者情報を調べる仕組み)、そのサイトを置いているホスティング会社への連絡が挙げられています。
依頼文に入れる項目
- 問題の画像が載っているページのURLと、ページ内での場所
- 自社との関係(自社の写真である、自社と別の会社である、など)と、困っている理由
- 希望する対応(画像の削除、差し替え、社名の訂正のいずれか)
- 返信を受け取る連絡先と、確認してほしい期限の目安
感情的な表現や相手を責める書き方は避け、事実と希望する対応を簡潔に伝えるほうが、運営者が対応しやすくなります。まとめサイトやブログの記事に画像が使われている場合の連絡先の探し方は、まとめサイト・アフィリエイト記事の削除依頼|連絡先は運営者・サーバー会社・広告主の3つで詳しく説明しています。
Google画像検索 削除をGoogleに依頼できるケースと入口

本人の私的・機微な情報、性的な内容の場合
Googleの「個人コンテンツの削除依頼」のページでは、「自分に関する私的な情報・機微な情報・性的な内容」が対象で、その内容の当事者であれば、本人または代理人が依頼を始められるとされています。Googleが内容を確認し、個人コンテンツに関するポリシーに違反する場合に検索結果から削除されます。18歳未満の人物が写った性的な画像は誰でも報告できる、とも書かれています。
同意のない性的な画像については別のヘルプがあり、画像の人物が裸・性的行為・親密な状態であること、本人が同意していないこと、本人がその内容の商業化で報酬を得ていないことの3点がそろう場合が対象と説明されています。経営者や店主の個人情報が載った検索結果については、Googleの「あなたに関する検索結果」で個人情報の削除を依頼する手順|経営者・店主向けもあわせてご覧ください。
法律や権利に反すると考える場合の申請
Googleの「法的な理由によるコンテンツの報告」では、Googleの製品に表示される内容が法律や自分の権利に反すると考える場合に申請できます。公式ヘルプによると、対象の具体的なページのURL(サイトのトップページのURLは不可)を入れ、違反している箇所と理由を具体的に書き、申請後はメールで受付の確認と参照番号が届きます。Googleから確認の連絡が来ることもあるため、メールを見られる状態にしておく必要があります。著作権侵害の通知は別の扱いで、複数のGoogle製品に表示されている場合は製品ごとに申請します。
依頼しても削除されるとは限らない
Googleが削除するのは、ポリシーや法律に当たると判断した場合です。また、Googleの公式ヘルプには、検索結果から外れても、その内容はウェブ上の他の場所に残る場合があると書かれています。対応にかかる日数も、取得できたヘルプには明記されていません。法的に問題があるかどうかの判断は、一般的には弁護士の領域です。相談の目安はサジェストの削除は弁護士に相談すべき?依頼を検討する4つのケースと相談前の準備を、ケース別の申請窓口の全体像はGoogleの検索結果から削除してもらう方法|ケース別の申請窓口まとめをご覧ください。
削除したのに画像が残るときは「古いコンテンツの削除」ツール

掲載元で削除・更新した後に起きること
掲載元のページで画像を削除したり差し替えたりしても、しばらく検索結果に古い画像や説明文が表示されることがあります。Googleの公式ヘルプによると、掲載元がページを更新すれば、通常の更新の流れの中でいずれGoogle検索からも反映されます。その反映を早めたいときに使うのが「古いコンテンツの削除」ツール(Search Consoleで申請する、古い表示の更新依頼の機能)です。Search ConsoleはGoogleが提供するサイト管理用の無料ツールです。
画像の更新依頼の手順
公式ヘルプに書かれている画像の更新依頼の流れは、次のとおりです。
- Googleの画像検索(images.google.com)で、該当の画像を検索する
- 画像のサムネイルを右クリックし、「リンクのアドレスをコピー」を選ぶ
- Search Consoleの「古いコンテンツの削除」から「新しいリクエスト」を選び、種類で「画像」を選ぶ
- コピーしたアドレスを貼り付けて送信する
申請後の状況は、同じSearch Consoleの画面で確認できます。このツールは画像を消す機能ではなく、すでに掲載元で変更された内容を検索結果に反映させる補助の位置づけです。掲載元がそのまま残っている画像には使えません。詳しい使い分けはGoogleのキャッシュを削除したいときは?「古いコンテンツの削除」で古い検索結果を直す手順で説明しています。
自社の画像を充実させて、画像検索の見え方を整える

画像検索の見え方は、自社サイトの正しい画像でも整えられる
不適切な画像への対応と並行して、自社サイトに店舗外観・スタッフの仕事風景・商品などの正しい画像を載せておくと、社名での画像検索の見え方を整える助けになります。Googleの画像向け公式ガイドには、次のような基本が書かれています。
- 画像はHTMLのimg要素で載せる(CSSの背景画像はGoogleに索引登録されない)
- alt属性で画像の内容を短く正確に書く。キーワードを詰め込まない
- ファイル名は内容が分かる名前にする。「IMG00023.JPG」のような連番より、内容を表す名前のほうがよいとされている
- 画像の周りの文章やキャプションが、画像の内容を判断する材料になる
- 見つけてもらいにくい画像は、画像サイトマップで知らせることができる
順位や表示の保証はない
これらは画像検索で正しく理解されるための基本で、特定の順位や表示を約束するものではありません。公式ガイドにも、順位への影響の大きさを示す数字は書かれていません。会社情報の誤りは検索結果の別の表示枠にも関わるため、Googleのナレッジパネルを修正する手順|会社名・お店情報の誤情報を直す方法や強調スニペットに会社名で不利な情報が抜き出されたときの対処|引用元を自社に置き換えるもあわせて確認すると、全体の見え方を整えやすくなります。
月1回の点検と、検索候補の確認を組み合わせる

画像検索の点検を毎月の習慣にする
画像検索は、一度対処しても、新しいページに画像が載ることで再び見え方が変わります。月に1回、社名・屋号・店舗名、旧社名、社名とよく組み合わされる言葉で画像検索をして、気になる画像があれば元のページと日付を記録しておくと、早めに動けます。検索結果の変化の追い方はサジェストの監視方法|手動・スプレッドシート・ツールの3通りを比較が参考になります。
検索候補(サジェスト)は別の表示枠として確認する
画像検索に問題がなくても、検索窓に社名を入れたときに出る検索候補(サジェスト)に、悪い言葉が並んでいることがあります。画像検索と検索候補は別の仕組みなので、対処も別になります。検索候補への対応を専門の窓口に相談したい場合は、当社が運営するサジェスト汚染対策サービスも相談先の選択肢のひとつです。成果報酬型のプランもあります。自社名の検索候補を毎日自動で確かめる方法として、AccessSuggestの無料プランもご利用いただけます。
よくある質問

Googleに依頼すれば、画像検索から消えますか?
Googleが、個人コンテンツのポリシーや法的な理由に当たると判断した場合に限って削除されます。必ず消えるわけではなく、対応にかかる日数もヘルプには明記されていません。まずは掲載元のページの管理者への連絡を検討してください。
掲載元に連絡しても返事がないときは、どうすればよいですか?
Googleの公式ヘルプでは、サイトのお問い合わせ先、whois検索、ホスティング会社への連絡が案内されています。それでも解決しない場合に、法的な理由での申請や弁護士への相談を検討します。窓口の違いはGoogleの検索結果から削除してもらう方法|ケース別の申請窓口まとめでまとめています。
自社が撮影した写真を無断で使われたときも同じ手順ですか?
著作権の侵害は、Googleの公式ヘルプでデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく通知として別に扱われています。権利関係の判断は専門的になるため、弁護士など専門家への確認をおすすめします。
まとめ

Google画像検索 削除の基本は、画像を載せているページを特定し、そのページの管理者に連絡することです。Googleへの依頼は、個人の私的な情報、同意のない性的な画像、法的な理由があるものなど、条件に当たる場合の選択肢になります。掲載元で更新したのに古い画像が残るときは、Search Consoleの「古いコンテンツの削除」で反映を促せます。並行して、自社サイトの正しい画像をalt属性やファイル名とともに整え、月に1回の点検を続けることが、見え方を守る土台になります。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、法的助言ではありません。個別の事案については弁護士にご相談ください。
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