Google検索コマンドで自社の評判を洗い出す|site:・-site:・期間指定・ORで検索結果の奥まで調べる手順

Google検索結果のページを拡大して調べる虫眼鏡のイラスト

Google検索コマンドを使うと、社名の検索結果を「口コミサイトだけ」「自社サイト以外」「特定の時期だけ」と切り分けて調べられます。社名を普通に検索しただけでは上位に出てこない、2〜3ページ目に埋もれた書き込みや記事まで拾えるのが最大の利点です。

この記事では、よく使う基本の記号を並べ直すのではなく、評判を洗い出すために「どう組み合わせ、どこまで掘るか」に絞って手順を紹介します。例に出てくる社名は、すべて架空の「〇〇工業」です。

目次

Google検索コマンドで自社の評判を洗い出す前に知っておくこと

検索コマンドを道具として使うことを表す、道具箱と虫眼鏡のイラスト

検索コマンド(検索演算子ともいいます)とは、検索窓に「site:」や「-」などの記号・指定語を足して、表示される結果を絞り込むためのしくみです。特別なツールは要らず、Googleの検索窓だけで使えます。

社名の検索だけでは見えないものがある

社名だけで検索すると、1ページ目は自社サイト、公式SNS、地図情報、広告などで埋まりがちです。一方で、取引先や求職者は、気になる点があれば2〜3ページ目まで確認することがあります。取引先がどこを見ているかは、会社の評判はネットでどこまで調べられる?取引先が見ている5つの場所で整理しています。

基本の記号は別記事で。ここは「掘り方」に絞る

引用符で完全一致にする、マイナスで語を除く、といった基本の記号は、Googleアラートの設定方法|自社の評判を見逃さない登録キーワードと通知の使い方で説明済みです。この記事では、それらを組み合わせて検索結果の奥まで掘る使い方を扱います。

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site:で口コミサイト・掲示板だけを絞り込む

多数のページを絞り込み、口コミや掲示板だけを残すフィルターのイラスト

書き方:site:の後ろにドメインを入れる

「site:」の後ろにサイトのドメインを書くと、そのサイトの中の結果だけが表示されます。コロンの後ろにスペースを入れないのが決まりです。社名は引用符で囲むと、社名を含むページに絞れます。

  • site:example-kuchikomi.jp "〇〇工業"
  • site:example-keijiban.jp "〇〇工業"

ドメインの部分は、実際に調べたい口コミサイトや掲示板のものに置き換えてください。サイト内の検索窓よりも、Googleで絞るほうが、過去のページまで拾えることがあります。

調べたいサイトを先にリスト化する

毎回思いつきで調べると抜けが出ます。業種ごとに、口コミサイト、求人系の口コミ、匿名掲示板、Q&Aサイトなど、確認するドメインを5〜10個ほど表にしておきましょう。掲示板に書き込みが見つかった場合の依頼の流れは、5ch・爆サイの書き込みを削除依頼する流れ|依頼前に確認することと自分でできる範囲にまとめています。

-site:で自社サイトを除き、第三者の言葉だけを見る

自社サイトのカードを一覧から外し、第三者の声だけを残すイラスト

書き方:自社ドメインを除外する

マイナス記号に「site:」を続けると、そのドメインを結果から除けます。自社サイトを除けば、残るのは第三者が書いたページだけです。評判を調べるときは、むしろこちらが本番になります。

  • "〇〇工業" -site:marukou-example.co.jp

公式SNS・求人媒体も重ねて除外する

自社が運営するSNSや、自社で掲載している求人ページも、除外を重ねて足していきます。スペースで区切って並べるだけです。

  • "〇〇工業" -site:marukou-example.co.jp -site:example-sns.com

こうして残った結果のうち、口コミのような書き込みへの向き合い方は、口コミサイトの悪い書き込みへの対応|放置と反論、どちらが正解かを参考にしてください。

before:・after:で時期を区切り、いつから広がったかを知る

カレンダーと時計で時期を区切って調べることを表すイラスト

書き方:日付を指定して絞る

「after:」はその日以降、「before:」はその日より前のページに絞ります。日付は「2026-01-01」のように年・月・日をハイフンでつなぐか、年だけでも指定できます。組み合わせれば、期間を区切って確認できます。

  • "〇〇工業" after:2026-01-01
  • "〇〇工業" after:2025-01-01 before:2026-01-01

画面の「ツール」の期間指定との使い分け

検索結果画面にも、期間を選べる「ツール」があります。手軽ですが、選べる期間は決まっています。コマンドなら好きな日付で区切れ、同じ式を毎月使い回せるので、記録に残しやすい点が違いです。ネガティブな書き込みが見つかったら、証拠として残す方法を魚拓の取り方|誹謗中傷の書き込みを証拠として残す方法で確認しておくと安心です。

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ネガティブ語とのORで一度に洗い出す

複数の経路が1つの虫眼鏡に集まり警告マークが並ぶイラスト

書き方:括弧の中に語を並べてORでつなぐ

1語ずつ検索していると時間がかかります。括弧の中に候補を並べ、間を「OR」(大文字)でつなぐと、どれか1つを含むページをまとめて探せます。

  • "〇〇工業" (詐欺 OR 悪評 OR やばい OR 退職)

語は「取引」「採用」「サービス」で分けて作る

1つの式に語を詰め込みすぎると、結果が多すぎて読めなくなります。取引先が気にする語、求職者が気にする語、お客様が気にする語というように、読者別に3〜4本の式に分けると、見つけた結果の意味も判断しやすくなります。語の選び方そのものは、風評監視のキーワードの選び方|登録すべき7分類と優先順位のつけ方が参考になります。検索候補にすでに出ている語は、サジェストの調べ方|自社名の検索候補を自分で調べる3エンジン手順で見つけて、式に足してください。

なお、ヒットしたページが事実を書いているとは限りません。語が含まれているだけの無関係なページも混じるため、まずは「どんなページがあるか」を把握することが目的です。

検索結果の2〜3ページ目まで掘る調べ方

階段を下りて検索結果の奥のページを調べるイラスト

手順:式ごとに3ページ目まで確認する

絞り込んだ検索式でも、1ページ目だけで終わらせないことが大切です。1つの式につき3ページ目まで(画面によっては「もっと見る」を押して続きを表示して)確認し、気になるページは次の項目だけ控えておきます。

  • 確認した日付と、使った検索式
  • ページのタイトルとURL
  • 書かれている内容(事実か、意見か、古い情報か)
  • 自社として対応が必要か(要対応・様子見・対応不要)

intitle:で「社名がタイトルに入るページ」に絞る

件数が多すぎるときは、「intitle:」を使うと、ページのタイトルに社名が入っているものだけに絞れます。社名をただ文中に含むページより、社名が主役のページが優先して見つかります。

  • intitle:"〇〇工業" -site:marukou-example.co.jp

見つけた結果を記録し、継続的な監視につなげる

ノートとチェックリストと通知ベルで記録と監視を表すイラスト

毎月同じ式で調べ、差分だけを見る

一度調べて終わりにすると、新しい書き込みを見逃します。毎月、同じ式で調べて、前回なかったページだけを記録していけば、変化に気づきやすくなります。エゴサーチ全体の進め方は、会社のエゴサーチのやり方|自社の評判チェックを仕組み化する7ステップにまとめています。Xの投稿は、Xの高度な検索で自社の評判を調べる|期間指定・除外・完全一致のコマンド一覧の方法で調べると、検索コマンドの考え方がそのまま使えます。

検索候補は別に確認する

検索コマンドは「ページ」を探す方法で、検索窓に出る候補(サジェスト)は調べられません。候補の監視には、AccessSuggestのような監視ツールが役に立ちます。すでにネガティブな語が候補に並んでいて対応を相談したい場合は、運営元が提供するサジェスト汚染対策サービス(https://access-link.co.jp/suggest-negative/)も、相談先のひとつです。成果報酬型のプランがあります。

検索コマンドを使うときの注意点

吹き出しと電球でよくある質問を表すイラスト

検索結果は人や環境によって少し違う

Googleの検索結果は、検索する人の地域や環境で変わることがあります。記録を残すときは、日付と使った式とあわせて、どの端末・ブラウザで調べたかも控えておくと、あとで見比べやすくなります。

目的は「実態の把握」。投稿者探しではない

検索コマンドで見つかるのは、公開されているページです。書き込んだ人を探し当てることを目的にすると、判断を誤ったり、トラブルを広げたりするおそれがあります。見つけた内容への対応は、社内で方針を決めてから進めましょう。

よくある質問

盾とチェックマークで評判を守るまとめを表すイラスト

Q. 検索コマンドは無料で使えますか?

はい。Googleの検索窓に入力するだけで、追加の料金やツールの登録は不要です。ただし、仕様や画面は変わることがあるため、使えなくなった記号がある場合は、Googleの公式ヘルプで最新の内容を確認してください。

Q. 式をいくつも組み合わせたら、結果が0件になりました。

条件を絞りすぎている可能性があります。引用符の付けすぎ、除外の重ねすぎ、期間の指定が狭すぎないかを、1つずつ外して確認してください。

Q. どのくらいの頻度で調べればよいですか?

月に1回を目安に、同じ式で調べるのが現実的です。採用の募集時期や、新しいサービスを出す前後は、回数を増やすと安心です。

まとめ

ノートパソコンの画面と虫眼鏡で記事の調べ方を表すイラスト

Google検索コマンドは、社名の検索結果を口コミサイト・自社以外・特定の時期・ネガティブ語に切り分けて、2〜3ページ目まで掘るための道具です。

  • site:で、調べたい口コミサイトや掲示板だけを絞る
  • -site:で、自社サイトを除いて第三者の声だけを見る
  • before:・after:で、いつ広がったかを時期で切り分ける
  • OR(括弧付き)で、ネガティブ語をまとめて洗い出す
  • 3ページ目まで掘り、結果は日付・式・URLで記録して毎月見比べる

まずは、自社名と「-site:自社ドメイン」の式を1本だけ試して、いまの見え方を確かめてみてください。

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この記事を書いた人

三田 健司のアバター 三田 健司 株式会社アクセス・リンク 代表取締役 / 認定SEOコンサルタント

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。株式会社アクセス・リンク代表。10年以上にわたりSEOコンサルティングとホームページ制作に携わり、40業種・100サイト以上の改善に立ち会ってきました。

この仕事をしていると「検索結果に何が出ているか」で問い合わせの数がはっきり変わる場面に何度も出会います。なかでもサジェスト(検索候補)は、本人がいちばん見ていない場所です。取引先や求職者から指摘されて初めて気づく、という相談が実際に少なくありません。

指摘される前に自分で気づける仕組みがほしい。そこから AccessSuggest を作りました。このブログでは、サジェスト汚染や風評被害について「まず自分でできること」を、専門用語を避けて書いていきます。

株式会社アクセス・リンク 公式サイト
(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

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