Xの高度な検索とは、投稿をキーワード・期間・アカウントなどの条件で絞り込める検索機能のことです。コマンド(検索窓に打ち込む決まった書き方)を覚えると、自社名が書かれた投稿を、通常の検索より漏れなく拾えます。この記事では、公式ヘルプで確認できる項目を中心に、社名の評判を調べるための使い方をまとめます。
Xの高度な検索とは|自社の評判を調べる前に知っておきたいこと
通常の検索との違い
Xの検索窓に社名を入れるだけでも投稿は表示されますが、投稿数が増えると目的の投稿が流れてしまいます。高度な検索は、「いつからいつまで」「誰の投稿か」「どの言葉を含み、どの言葉を含まないか」を指定できるため、確認したい投稿だけを狙って見られます。
Xの公式ヘルプには、高度な検索で使える項目として、すべての単語を含む・完全一致のフレーズ・いずれかの単語を含む・除外する単語・ハッシュタグ・言語・アカウント(from/to/メンション)・期間(since/until)が載っています。本記事の手順は、この範囲を土台にしています。
社名の評判確認に向いている理由
検索候補(サジェスト)は多くの人の検索行動から決まりますが、投稿そのものは個々の発言です。候補に出ていなくても、投稿の中で社名と不満の言葉が並んでいることはあります。候補の確認方法はX(旧Twitter)の検索候補に社名が出る仕組み|確認と対処の手順で解説しているので、ここでは投稿の中身を調べる方法に絞ります。
なお、Xの検索はログインが必要になる場合があり、画面の構成も更新されることがあります。メニューの位置が本記事と違うときは、最新の表示を優先してください。
まず覚える3つの基本|完全一致・除外・いずれかを含む
完全一致で社名を探す
社名をダブルクォーテーション(")で囲むと、その語順どおりに含む投稿だけが対象になります。たとえば架空の社名なら、"〇〇工業"のように入力します。囲まないと「〇〇」と「工業」が別々の語として扱われ、無関係な投稿が混ざります。
除外で関係のない投稿を減らす
単語の前にマイナス(-)を付けると、その語を含む投稿を除けます。"〇〇工業" -求人 -採用とすれば、求人告知を外して、お客さまや取引先の声を見やすくできます。同名の別会社や地名が混ざるときも、除外が役立ちます。
いずれかを含む条件で、不満の言葉をまとめて拾う
複数の語のどれかを含む投稿を探すときは、語の間にOR(大文字)を入れます。"〇〇工業" (遅い OR 対応 OR 連絡)のように括弧でまとめると、対応面の不満になりやすい語を一度に確認できます。どの語を入れるかは、風評監視のキーワードの選び方|登録すべき7分類と優先順位のつけ方の分類が参考になります。
期間を区切って調べる|since・untilの使い方

開始日と終了日の指定
since:2026-09-01で開始日、until:2026-10-01で終了日を指定します。公式ヘルプの例も、年-月-日の形式です。社名と組み合わせて"〇〇工業" since:2026-09-01 until:2026-10-01とすれば、その1か月に絞った投稿を確認できます。日付の境目は念のため前後に余裕をもたせて確認すると、見落としを防げます。
期間指定が役に立つ場面
- 新商品の発売、値上げ、障害、店舗の臨時休業など、社内で出来事があった日の前後に投稿が増えていないかを調べる
- 月初に「先月分」をまとめて確認し、毎月同じ条件で見比べる
- 過去にさかのぼって、ある書き込みがいつ最初に現れたかを探る
出来事の直後は検索候補が変わる前に、投稿のほうが先に動きます。候補に反映されるまでの目安はサジェストの反映期間はどのくらい?出るまで・消えるまでの目安を見てください。
アカウントを指定して調べる|from・to・メンション
特定のアカウントの投稿を見る
from:アカウント名で、そのアカウントの投稿だけを対象にできます。自社の公式アカウントの発信を見直したいときや、問題の投稿者が過去にどんな発言をしているか確認したいときに使えます。from:アカウント名 "〇〇工業"とすれば、そのアカウントが社名に触れた投稿だけを拾えます。
自社宛ての返信とメンションを確認する
to:アカウント名は、そのアカウント宛ての返信を探す指定です。自社アカウント宛てに、問い合わせや不満が寄せられていないかを確認できます。公式ヘルプでは、@を付けたメンション指定も項目として案内されています。通知欄で見落としたやり取りを、後から探すときにも便利です。
社名で調べるときの検索の型|ネガティブ語と組み合わせる

最初に試す3つの型
毎回ゼロから考えると続きません。次の3つを固定して、そのつど期間だけ変えると、確認の手間を抑えられます。
- 社名の完全一致+除外:
"〇〇工業" -求人(全体の話題量を見る) - 社名+不満の言葉(OR):
"〇〇工業" (遅い OR 対応 OR 連絡)(対応面の不満を見る) - 旧社名・略称・屋号:
"旧〇〇商店" OR "〇〇工業"(呼び名が複数あるときの取りこぼし防止)
旧社名や全角・半角の表記ゆれの考え方は、先ほどの監視キーワードの記事で扱っています。ここでは検索の入力方法だけを押さえてください。
見つけた投稿の読み方
件数の多さより、同じ内容が繰り返されているか、具体的な出来事を指しているかを見てください。1件だけの強い言葉と、複数人が同じ点に触れている状況では、取るべき対応が違います。調べ方の全体像は会社のエゴサーチのやり方|自社の評判チェックを仕組み化する7ステップにまとめてあります。
コマンドが効かないときの確認点|公式に載っていない書き方の注意
入力ミスとスペースを疑う
結果が出ないときの原因で多いのは、全角スペースや全角のコロン、括弧の閉じ忘れです。コマンドは半角で入力します。ORも大文字でないと、ただの単語として扱われます。
ネット上で紹介されている他のコマンドについて
解説サイトでは、いいね数や返信数で絞り込むコマンド(min_favesなど)も広く紹介されています。ただし、今回確認したXの公式ヘルプのページには、これらは明記されていませんでした。仕様はXの更新で変わる可能性があるため、本記事では手順の中心にしていません。試す場合は、思った結果にならなくても不具合と決めつけず、公式の高度な検索の画面から入力できる項目に戻って確認してください。
見つけた投稿の扱い|記録して、次の一手を決める

まず記録を残す
気になる投稿が見つかったら、反応する前に、投稿のURL・確認した日時・投稿者の表示がわかる形で記録します。後から投稿が削除されても、経緯を説明できるようにするためです。社内の記録のルールは会社への誹謗中傷の対応|社内でまず決めておくべき5つのルールにまとめてあります。
削除依頼を考えるとき
事実と違う内容や、人格を攻撃する内容が見つかった場合の通報の流れと限界は、X(旧Twitter)の誹謗中傷を削除依頼する手順|企業ができる通報と、その限界で解説しています。投稿の削除は、Xの判断と手続によって結果が決まり、こちらから確約できるものではありません。
削除や検索候補への相談先は、弁護士や専門の事業者などいくつかあります。運営元のサジェスト汚染対策サービスも、相談先の選択肢のひとつです。成果報酬型のプランがあります。
毎月の見回りの型|15分でできる点検手順
月初にやること
- 先月1か月分の期間指定で、3つの型(全体・不満語・旧社名)を順に検索する
- 気になる投稿のURLと日付を、スプレッドシートなどに1行ずつ記録する
- 前月と比べて、同じ話題が増えていないかを見る
見回りを続ける仕組み|通知と監視ツールの使い分け

毎日の見張りは検索の手作業では続きにくいので、通知で補う方法もあります。Googleの通知設定はGoogleアラートの設定方法|自社の評判を見逃さない登録キーワードと通知の使い方を、検索候補の見張り方はサジェストの監視方法|手動・スプレッドシート・ツールの3通りを比較を参考にしてください。
見回りを仕組みにするコツ
担当者を1人に決め、同じ日・同じ条件で確認します。条件を変えると、増減が比べられなくなります。候補の変化まで毎日見たい場合は、AccessSuggestのようなサジェスト監視ツールを併用すると、手作業が減ります。
よくある質問
Q. Xの高度な検索は、ログインしなくても使えますか?
ログインが必要になる場合があります。表示や条件はXの仕様変更で変わるため、使えないときは最新の案内を確認してください。
Q. 相手に検索したことが知られますか?
検索しただけで相手に知らせる機能は、公式ヘルプでは確認できていません。ただし、投稿へのいいねや返信といった操作は相手に伝わるので、調べる段階では反応しないほうが安全です。
Q. 非公開アカウントの投稿も検索できますか?
非公開(鍵付き)のアカウントの投稿は、承認されたフォロワー以外には表示されません。検索でも通常は出てこないと考えてください。
まとめ
Xの高度な検索は、完全一致・除外・OR・期間・アカウントの5つを使えば、社名の評判確認に十分役立ちます。社名の完全一致、不満語との組み合わせ、旧社名の3つの型を固定し、月初に先月分を同じ条件で見返してください。見つけた投稿は、反応する前にURLと日時を記録するのが基本です。
あわせて読みたい関連記事
- 会社のエゴサーチのやり方|自社の評判チェックを仕組み化する7ステップ
- X(旧Twitter)の検索候補に社名が出る仕組み|確認と対処の手順
- X(旧Twitter)の誹謗中傷を削除依頼する手順|企業ができる通報と、その限界
- Googleアラートの設定方法|自社の評判を見逃さない登録キーワードと通知の使い方
- 風評監視のキーワードの選び方|登録すべき7分類と優先順位のつけ方
- サジェストの監視方法|手動・スプレッドシート・ツールの3通りを比較
毎日”自動チェック”
クレジットカード不要・登録1分。まずは無料プランで、
自社名にどんな候補が出ているか確かめてみませんか?
