アメブロやnoteに自社の悪評を書いた記事が見つかったら、記事そのものは、そのブログサービスを運営する会社の窓口に削除を申し出るのが基本の動き方です。ただし、削除するかどうかを決めるのは運営会社で、結果はサービスごとの規約と記事の中身しだいです。この記事では、窓口の探し方から申出の書き方、認められなかったときの次の手までを順に整理します。
アメブロ・noteの悪評記事は「運営会社の窓口」に削除依頼するのが基本

アメブロ(Amebaブログ)やnoteは、誰でも自分の文章を公開できるブログ・投稿サービスです。投稿者本人が自分の意思で書いた記事なので、会社が直接「消してください」と言っても応じてもらえるとは限りません。そこで、サービスを運営する会社に「権利を侵害されている」と申し出る流れになります。
最初に確認したいのは「事実か、意見か、誤りか」
たとえば〇〇株式会社が「あの会社は残業代を払わない」と書かれた場合、事実と違うのか、誇張された感想なのか、実際にあった出来事の一部なのかで、取れる動きが変わります。事実無根の内容や、個人の住所・電話番号などを晒す内容は、運営会社の判断対象になりやすい部類です。一方で、実際にあった出来事に基づく批判的な感想は、削除を求めても認められにくいと考えておくのが現実的です。
ブログサービス上の記事は、まとめサイトや掲示板と何が違うのか

同じ「悪評記事」でも、置かれている場所によって窓口が変わります。アメブロとnoteは「運営会社が規約を定めたサービスの中」にある記事で、窓口は運営会社の通報・申出フォームです。独自ドメインのまとめサイトは運営者・サーバー会社・広告主の3方向から探る必要があり、その手順はまとめサイト・アフィリエイト記事の削除依頼で解説しています。大手掲示板への依頼の流れは5ch・爆サイの書き込みを削除依頼する流れにまとめました。
アメブロとnoteで違うのは「窓口」と「判断のものさし」
Amebaブログは、権利者向けの専用フォームが運営会社の公式ページで案内されています。フォームの案内ページには、申出を受けて原則7日以内に対応結果を連絡すること、判断はAmebaの利用規約を基準に行うことが書かれています。権利侵害とまでは言えないが規約違反だと思う場合は、別の「利用規約違反の通報窓口」を使う、という区分もあります。noteは、ヘルプセンターに特定のクリエイターをブロック・報告(通報)する機能の案内があります。ただ、権利侵害の申出窓口や回答の期限については、今回確認できた公式情報の範囲では分かりませんでした。申出の前に、noteのヘルプセンターで最新の案内を確認してください。
削除依頼の前に残しておく記録|消えてからでは戻せません

削除依頼を出すと、記事が運営に消されたり、投稿者が自分で消したりして、あとから確認できなくなることがあります。まず、依頼の前に記録を残します。残すのは「記事のURL」「記事のタイトルと本文」「投稿日時」「投稿者名(ブログ名)」「コメント欄の内容」の5つです。スクリーンショットを撮るときは、ブラウザのアドレス欄(URL)と日付が一緒に写るようにします。具体的な残し方は魚拓の取り方|誹謗中傷の書き込みを証拠として残す方法で詳しく説明しています。
社内の担当者が見つけたときの動き方
担当者が見つけた記事に、いきなり反論のコメントを書いてしまうのは避けます。コメントが火に油を注ぐことがあるためです。社内で誰が記録と窓口への連絡を担当するかは、あらかじめ会社への誹謗中傷の対応|社内でまず決めておくべき5つのルールの考え方で決めておくと慌てません。
削除が認められやすい記事・認められにくい記事

運営会社は、規約と法律の両面から「消すべきか」を判断します。判断は運営会社ごとに異なるため、次の分け方はあくまで目安です。
認められやすい傾向がある記事
- 事実と異なる内容で、会社や従業員を中傷している記事
- 個人の住所・電話番号・顔写真などを本人の同意なく載せている記事
- 会社の写真・文章・ロゴなどを無断で転載している記事
- なりすまして公式のように見せかけている記事
認められにくい傾向がある記事
- 実際の体験にもとづく、利用者の主観的な感想や批判
- 公共の利害に関わる事実を、公益目的で指摘している記事
- 「気に入らない」「印象が悪い」という理由だけの申出
口コミサイトのように「書き込みの方針」を整える段階の考え方は、口コミサイトの悪い書き込みへの対応|放置と反論、どちらが正解かも参考になります。
アメブロ・noteへ削除依頼する手順|申出の書き方

手順は4ステップ
- 記事のURLと該当箇所(どの文が、誰のどんな権利を侵害しているか)を整理する
- 運営会社の公式ページから、権利侵害の申出フォーム(Amebaは権利者向け窓口、noteはヘルプセンターの案内)を開く
- 申出者の情報(会社名・担当者・連絡先)と、記事のURL・該当箇所・理由を入力する
- 控えを残して送信し、受付の自動返信メールを保管する
理由の書き方で気をつけること
「評判が下がって困る」だけでは判断材料になりません。「〇〇株式会社は〜と書かれているが、実際は〜である」「記事の第3段落が、当社の従業員の個人名を挙げて中傷している」のように、事実と違う点と、侵害されている権利を具体的に書きます。感情的な表現は避け、確認できる資料があれば添えます。なお、弁護士でない業者が、報酬を受けて削除請求を代理することは法律上の問題が生じる可能性があります。迷う場合はサジェストの削除は弁護士に相談すべき?の考え方も参考に、専門家へ相談してください。
申出のあと|結果を待つあいだにやっておくこと

Amebaの案内では、受付後に原則7日以内で結果が連絡されるとされています。ただし、「原則」であり、内容や混雑状況で前後することはあるため、連絡が来るまでは次の3点を進めます。
- 記事が表示されなくなっていないか、週に1度は確認する(消えたら日時を記録)
- 検索結果への出方を確認する。記事が検索候補やキーワードに出ていないか見ておく
- 社内に「記事にはコメントしない」「SNSで反論しない」を共有する
認められなかったときの次の一手

運営から「削除しない」と回答されたり、返事が来なかったりしても、そこで終わりではありません。選べる道はいくつかあります。
1. 事実関係が正しい部分は「反論ではなく補足」で出す
誤解を招く内容なら、自社サイトに事実を整理したページを置き、公式の見解として検索結果に出てくるようにします。順位の下げ方の考え方はネガティブな記事の順位を下げるには?逆SEOの効果と、その前にやるべきことを先に読んでください。
2. 検索結果からの削除を別窓口で検討する
記事自体が残る場合でも、検索エンジン側に申請できるケースがあります。ケース別の窓口はGoogleの検索結果から削除してもらう方法|ケース別の申請窓口まとめにまとめています。
3. 公的な相談窓口・弁護士に相談する
総務省が関わる「違法・有害情報相談センター」では、削除依頼の進め方についてWebフォームで相談できます。投稿者を特定する手続(発信者情報開示請求)を検討する段階では、弁護士への相談が必要です。
悪評記事を早く見つける|検索結果と検索候補の見張り方

削除依頼は、記事が見つかるのが早いほど選択肢が広がります。社名と「評判」「口コミ」などを組み合わせた検索を定期的に行い、記事が出ていないか確かめます。検索のかけ方はGoogle検索コマンドで自社の評判を洗い出すで解説しています。あわせて、検索窓に社名を入れたときの候補(サジェスト)に、ネガティブな言葉が出ていないかも定期的に確認します。ツールで毎日自動チェックしたい場合は、運営元が提供するサジェスト汚染対策サービス(成果報酬型もあります)を相談先の選択肢のひとつとして検討できます。
よくある質問

Q. 投稿者に直接お願いすれば消してもらえますか?
可能な場合もありますが、連絡の取り方によっては相手を刺激し、記事が拡散されることがあります。連絡する前に、運営窓口への申出を先に進めるほうが無難です。
Q. 記事を削除してもらえれば、検索結果からもすぐ消えますか?
記事が削除されても、検索結果に表示が残ることがあります。反映までの時間は状況によって異なります。表示が残る場合は、Googleの検索結果から削除してもらう方法|ケース別の申請窓口まとめで紹介している検索エンジン側の窓口も確認してください。
Q. 従業員が自分のブログに書いた場合も同じ手順ですか?
社内の従業員が書いた場合は、まず社内ルールにもとづいて本人と話すのが先です。爆サイで自分の投稿を削除する方法の記事も、投稿者本人が消す場合の考え方として参考になります。
まとめ

アメブロ・noteの悪評記事は、運営会社の窓口に申し出るのが基本の動き方です。依頼の前に記録を残し、事実と違う点を具体的に書き、認められない場合の次の手も用意しておきます。判断するのは運営会社であり、削除を保証できるものではありません。見つけるのが早いほど対応の選択肢は広がるので、日ごろの検索確認を習慣にしてください。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、法的助言ではありません。個別の事案については弁護士にご相談ください。
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