税理士・士業の評判を守る|指名検索で見られている場所と確認の手順

虫眼鏡で事務所の建物と書類を確認するイラスト
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士業も「紹介の後」に必ず検索される

税理士・行政書士・社労士などの士業事務所は、紹介や口コミから新しい顧問先につながることが多い業種です。しかし、紹介を受けた人がそのまま契約に進むとは限りません。契約前にほぼ必ず「事務所名 評判」「代表者名 評判」といった言葉で検索している、という前提で情報発信を考える必要があります。

紹介というルートは「信頼の入り口」であって「契約の決め手」ではありません。見込み客は紹介者の言葉を信じつつも、契約前の確認として検索エンジンを開きます。ここで何が表示されるかによって、せっかくの紹介が実らないこともあります。取引先や見込み客が実際にどこまで調べているかは、会社の評判はネットでどこまで調べられる?取引先が見ている5つの場所で詳しく解説しています。

盾のマークが建物を守るイラスト
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これは士業に限った話ではありませんが、他の業種と違うのは「相談内容が個人情報や経営情報に直結する」という点です。税務や労務、許認可の相談は、相手を信頼できるかどうかがほぼすべてを左右します。紹介者への信頼と、検索結果で見える情報にギャップがあると、そこで検討が止まってしまうことも珍しくありません。

まず自分の事務所名でサジェスト(検索候補)を確認する

最初にやることはシンプルです。Google・Yahoo!・Bingの検索窓に、自分の事務所名や代表者名を入力し、どんな候補(サジェスト。入力の途中に自動で表示される検索候補の言葉)が並ぶかを確認します。手順自体はサジェストの調べ方|自社名の検索候補を自分で調べる3エンジン手順で紹介した内容と同じです。

士業の場合、事務所名だけでなく「代表者の個人名」でも同じ確認が必要です。紹介の場では「〇〇先生」という個人名で語られることが多く、検索も個人名で行われるケースが少なくありません。事務所名・代表者の個人名・屋号(事務所名と異なる屋号で活動している場合)の3パターンで確認しておくと、抜け漏れが減ります。

検索結果に何が並んでいるかを確認する

ブラウザ画面に検索結果の一覧と星マークが並ぶイラスト

サジェストの次は、実際に検索したときの結果画面です。士業の指名検索では、税理士・社労士向けの専門の紹介サイトや口コミサイト、Q&Aサイトが上位に出てくることがあります。

特にYahoo!知恵袋のような質問サイトは、士業に関する質問が検索結果の上位に長く残りやすいという特徴があります。詳しい対応はYahoo!知恵袋に会社名の質問が立ったときの対応|削除依頼と自社回答の使い分けで扱っています。

一般的な口コミサイトへの向き合い方(放置か反論か)の考え方は、口コミサイトの悪い書き込みへの対応|放置と反論、どちらが正解かにまとめています。士業特有の事情として、守秘義務に関わる内容には安易に個別反論しない、という点だけ押さえておいてください。

広告表現の制約の中で、どう情報発信するか

士業には、それぞれの法律にもとづく広告規制があります(税理士法、社会保険労務士法、行政書士法など)。誇大な実績表現や、他の事務所との比較をあおるような表現は避ける必要があります。

規制の範囲内でもできることはあります。代表的なのが、会社概要・運営者情報のページを充実させることです。経歴、所属団体、対応分野、事務所の所在地などを具体的に書いておくと、検索してきた人が確認したい情報にそのままたどり着けます。詳しくは会社概要・運営者情報の充実が信頼につながる理由|風評リスクを下げる書き方を参考にしてください。

代表者個人名の検索候補・検索結果にも目を配る

人物のシルエットと虫眼鏡、身分証アイコンのイラスト

士業は「事務所名=代表者個人名」というケースが多く、個人名での検索結果が事務所の看板そのものになります。事務所名だけを監視していると、この部分を見落としがちです。

定期的に自分の名前でエゴサーチ(自分自身の名前や会社名を自分で検索して確認すること)する習慣をつけておくと、変化に早く気づけます。やり方は会社のエゴサーチのやり方|自社の評判チェックを仕組み化する7ステップで7ステップにまとめています。

なお、個人名に関する検索候補や書き込みへの対応は、法人名の場合と判断基準が異なる場面があります。自己判断で動く前に、専門家に相談することをおすすめします。

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紹介ルートを守るために、日常的にできること

検索されたときの見え方は、一度整えて終わりではありません。月に1回など決まったタイミングでサジェストと検索結果を確認する運用にしておくと、変化に早く気づけます。

あわせて、対応実績やコラムなど、事務所からの発信を増やしておくと、検索結果に自事務所の情報が並びやすくなります。プレスリリースやお知らせの効果についてはプレスリリースの効果は中小企業にもある?検索結果を自社発信で埋める方法で解説しています。

担当者を決めておくことも大切です。事務所内の誰かが「毎月最初の営業日に確認する」など、日付とタスクを決めておかないと、忙しい時期には後回しにされがちです。確認する語は事務所名・代表者名・屋号の組み合わせに絞っておけば、5分程度で終わる作業です。

悪い書き込みが見つかったときの対応

匿名掲示板やSNSへの悪意ある書き込みが見つかった場合、まずは自分でできる範囲の削除依頼から着手します。方法の全体像はサジェストの削除方法4つ|自分でできる対処と業者に頼む前の確認点、匿名掲示板特有の手順は5ch・爆サイの書き込みを削除依頼する流れ|依頼前に確認することと自分でできる範囲を参考にしてください。

自分たちだけで判断が難しいとき、相談先の選択肢のひとつとして、成果報酬型のプランを用意しているサジェスト汚染対策サービス(AccessSuggest(サジェスト汚染対策サービス))を利用する事務所もあります。まずは自分で確認できる範囲を確認したうえで、必要に応じて検討するとよいでしょう。

発信者情報開示や名誉毀損の主張など、法的な手続きが必要になりそうな場合は、早めに弁護士に相談することをおすすめします。書き込みのスクリーンショットや表示日時など、確認できた情報を先に控えておくと、その後の相談がスムーズになります。

監視を仕組み化する

メーターとベル、カレンダーが並ぶ監視をイメージしたイラスト

士業事務所が監視すべきキーワードは、事務所名・代表者個人名・屋号の組み合わせに加えて、「評判」「口コミ」「やばい」などの語を掛け合わせたものです。キーワード設計の考え方は風評監視のキーワードの選び方|登録すべき7分類と優先順位のつけ方にまとめています。

毎回手動で確認するのが負担であれば、複数の検索エンジンのサジェストを自動でチェックする仕組みを使う方法もあります。まずは無料でできる範囲から始めて、変化があったときにすぐ気づける体制を整えておきましょう。

よくある質問

税理士や社労士が「評判」で検索されるのは、契約後も続きますか?

はい。継続的な顧問契約であれば、契約後も知人に紹介する際などに改めて検索されることがあります。契約前だけでなく、日常的な確認を習慣にしておくと安心です。

事務所名より個人名の方が検索されやすいのは本当ですか?

業種や紹介のされ方によりますが、「〇〇先生」という形で紹介されるケースが多い士業では、個人名での検索が事務所名と同じか、それ以上に行われることがあります。両方を確認しておくことをおすすめします。

広告規制がある中で、口コミサイトに反論してもよいですか?

反論そのものが規制に触れるとは限りませんが、守秘義務や表現方法には注意が必要です。個別の投稿への対応に迷う場合は、業界団体の規定や弁護士に確認してから動くと安全です。

まとめ

士業の指名検索は、紹介を受けた後にほぼ必ず行われます。まずは自分の事務所名・代表者個人名でサジェストと検索結果を確認し、会社概要ページなど自分たちで整えられる情報から着手しましょう。悪い書き込みが見つかったときは、自分でできる削除依頼の範囲を確認したうえで、必要に応じて専門家やサービスに相談する、という順番を意識してください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、法的助言ではありません。個別の事案については弁護士にご相談ください。

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この記事を書いた人

三田 健司のアバター 三田 健司 株式会社アクセス・リンク 代表取締役 / 認定SEOコンサルタント

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。株式会社アクセス・リンク代表。10年以上にわたりSEOコンサルティングとホームページ制作に携わり、40業種・100サイト以上の改善に立ち会ってきました。

この仕事をしていると「検索結果に何が出ているか」で問い合わせの数がはっきり変わる場面に何度も出会います。なかでもサジェスト(検索候補)は、本人がいちばん見ていない場所です。取引先や求職者から指摘されて初めて気づく、という相談が実際に少なくありません。

指摘される前に自分で気づける仕組みがほしい。そこから AccessSuggest を作りました。このブログでは、サジェスト汚染や風評被害について「まず自分でできること」を、専門用語を避けて書いていきます。

株式会社アクセス・リンク 公式サイト
(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

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