会社名が同じ会社と検索で混同されるときの対処|所在地・業種の見せ方

同名の会社が検索で混同されるイメージ

会社名が同じ会社と検索で混同されるときは、「自社の問題」か「同名他社の問題」かを切り分け、会社概要・所在地・業種を検索結果に見える形で示すことが対処の中心です。相手の評判を直接動かすことはできませんが、自社側の見せ方は整えられます。この記事では、すでに営業している会社が同名他社の悪評に巻き込まれたときの確認手順と対処を、順を追って解説します。

目次

会社名が同じ会社と混同されるとき、検索で何が起きているのか

同名の会社の情報が検索結果で混ざるイメージ

「〇〇工業」という会社名は、全国に同じ名前の会社が複数あっても不思議ではありません。法人の商号は、本店の所在地が異なれば同じ名前を登録できる場合があります(詳細は法務局などの公式情報で確認してください)。つまり、同名の会社が存在すること自体は珍しくありません。

検索エンジンは「会社」ではなく「文字列」で結びつける

検索エンジンは、入力された文字列と一致するページを集めて並べます。そのため、東京の〇〇工業と大阪の〇〇工業の情報が、同じ検索結果に混ざって表示されます。閲覧する人は「同じ会社の話だろう」と受け取りやすく、一方の悪い評判が、もう一方にも向けられてしまうことがあります。

混同は検索候補・口コミ・地図にも広がる

混ざるのは検索結果だけではありません。検索窓の候補(サジェスト)や関連する検索、地図の口コミにも同じことが起こります。候補の仕組みが分からない方は、先に会社名で変な候補が出たときの記事で全体像を押さえておくと、このあとの話が分かりやすくなります。

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混同されているかどうかを自分で確認する手順

検索結果を一覧で確認するイメージ

対策の前に、実際にどの程度混ざっているかを確認します。次の手順なら、特別なツールがなくても30分ほどで状況をつかめます。

手順1:シークレットウィンドウで社名を検索する

ブラウザのシークレットウィンドウで、社名だけを検索します。普段の検索履歴や位置情報の影響を減らせるため、初めて社名を調べる人に近い見え方になります。人によって候補や順位が違う理由は人によってサジェストが違う理由で解説しています。

手順2:1ページ目〜3ページ目を表にして記録する

検索結果の1〜3ページ目を開き、各ページについて次の3つを記録します。

  • 自社のページか、同名他社のページか、どちらでもないか
  • 記事・口コミ・掲示板など、ページの種類
  • 悪い評判に関わる内容かどうか

この表があると、後から「何が混ざっているのか」を社内で共有しやすくなります。自社名の検索候補そのものの調べ方は、サジェストを自分で調べる手順にまとめています。

同名他社の問題か、自社の問題かを切り分ける

原因を切り分けて判断するイメージ

混同の原因が同名他社なのか、実は自社にあるのかで、打つ手は大きく変わります。表に書いた内容を、次の3つに分けて見てください。

自社の実際の出来事が原因のもの

自社のお客様や元従業員の声が原因なら、混同の問題ではなく、通常の評判対策の話になります。この場合は同名他社への対処ではなく、口コミへの向き合い方を参考に、事実を確認して誠実に対応する流れになります。

同名他社の出来事が原因のもの

所在地や業種、代表者名が自社と違う会社の話なら、混同の問題です。ここから先の対処が当てはまります。

どちらか判断できないもの

書き込みに社名しかなく、どちらの会社か分からないものもあります。このようなものは断定せず、記録だけ残して様子を見ます。「うちの話ではない」と決めつけて放置すると、実は自社の話だったという事態になりかねません。

会社概要ページで「どの会社か」をはっきり示す

会社概要ページで会社を特定する情報を示すイメージ

混同への最初の一手は、自社サイトの会社概要を整えることです。商号、本店所在地、設立年、代表者名、事業内容、連絡先を、検索結果から辿った人がすぐ確認できるようにします。何を載せるべきかは、会社概要・運営者情報の書き方で詳しく扱っています。

同名他社との違いを一文で書く

たとえば「〇〇工業株式会社(東京都〇〇区)は、金属加工を行う会社です」のように、所在地と事業を一文にまとめて書きます。相手の会社を名指しして「当社とは無関係です」と書く方法もありますが、相手に迷惑をかけたり、かえって混同を広めたりするおそれがあります。自社の情報を正確に書く、にとどめるのが安全です。

トップページや社名の周りにも所在地・業種を入れる

検索結果に表示されるタイトルと説明文には、社名に加えて地域名や業種を入れておきます。こうしておくと、検索結果の画面で「どの会社か」が伝わりやすくなります。社名で検索しても自社サイトが上位に出ない場合の考え方は、社名検索で自社サイトが1位に出ないときを参照してください。

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所在地・業種の見せ方で、同名他社と区別する

所在地と業種で同名他社と区別するイメージ

会社概要の次は、検索する人が目にする場所すべてで、所在地と業種をそろえて見せる作業です。

名刺・チラシ・看板など、店舗外の接点にも書く

ウェブだけでなく、名刺、見積書、封筒、チラシにも所在地と事業内容を入れます。ここで使う表記を、ウェブサイトや地図の登録情報と同じ書き方にそろえておくと、「同じ会社だ」と判断する材料が増えます。

「社名+地域」「社名+業種」でも検索されるようにする

お客様が「社名 地域名」「社名 業種」と入力して調べるケースも想定できます。自社サイトの見出しや本文に、地域名と業種を自然な形で含めておきましょう。キーワードを不自然に詰め込むのは避け、読む人に伝わる文章を優先してください。

ナレッジパネル・地図情報で、検索結果の右側に会社を正しく出す

検索結果の情報パネルで会社を示すイメージ

検索結果の画面の右側(スマホでは上部)に会社の概要が出る「ナレッジパネル」は、混同を防ぐうえで目立つ場所です。パネルの内容を修正する方法はGoogleナレッジパネルの修正で解説しています。

Googleビジネスプロフィールの情報を最新にする

店舗や事務所のある会社は、Googleマップに表示される事業者情報(Googleビジネスプロフィール)の名称・住所・電話番号・営業時間・業種を正確に登録します。登録の条件や画面の表示は変更されることがあるため、最新の情報はGoogleの公式ヘルプで確認してください。マップ上の候補については、Googleマップのサジェストも参考になります。

口コミが他社の店舗や会社に付いていないか確認する

同名の事業所が近くにあると、口コミが取り違えられることがあります。取り違えの疑いがあるときは、口コミの内容と日付、自社に関係があるかを記録し、Googleマップの口コミ削除依頼の手順に沿って、地図サービスのガイドラインに合うか確認します。

同名他社の悪評が検索結果で目立ってしまったときの対応

口コミを分けて確認するイメージ

原因が同名他社にあると分かっても、相手の書き込みや記事を自社が直接消すことはできません。自社側でできることを整理します。

相手を名指しで批判しない

「うちは別の会社です」と相手の名前を出して主張すると、検索でさらに混ざる原因になります。また、事実関係が不確かなまま相手を批判すると、自社が別のトラブルを抱えかねません。

取引先・応募者には、聞かれたときに説明できるようにしておく

お客様や応募者から「あの話は御社ですか」と聞かれたときに、落ち着いて答えられる準備をしておきます。所在地・創業年・事業内容を簡潔に伝えられるよう、社内で回答を決めておくと安心です。取引先が社名を調べるときに見ている場所は、取引先が見ている5つの場所でまとめています。

混同を早く見つけるための監視と記録の続け方

複数の媒体で同じ会社情報を発信するイメージ

一度整えて終わりではなく、月に1回程度、同じ手順で見直します。検索結果の表を更新し、増えた・減ったページを確認します。

社名+地域・業種の言葉を監視キーワードに入れる

社名だけでなく、「社名 地域名」「社名 業種」も監視の対象にします。選び方は監視キーワードの選び方で、継続的な確認の方法はサジェストの監視方法で解説しています。

社名を変更するときは、混同対策もセットで考える

社名を変えれば混同から離れられる場合もありますが、旧名の評判の扱いが新しい課題になります。進め方は社名変更のお知らせと検索対策を、これから屋号を決める段階の方は開業前の検索チェックを参考にしてください。

自社の守りを固める全体像

混同対策は、検索結果の見え方を整える「ブランド防衛」の一部です。全体の進め方は検索結果でのブランド防衛の3手順で確認できます。

よくある質問

よくある質問と気づきのイメージ

Q. 同名他社に社名の変更を求めることはできますか?

商号の使用をめぐる問題は、会社の所在地や事業内容、使用の経緯などで判断が分かれます。自分で相手に連絡する前に、弁護士や弁理士などの専門家に相談するのが一般的です。まずは検索でどの程度混同されているかを記録しておくと、相談がスムーズです。

Q. 混同されていても、自社サイトを良くすれば直りますか?

自社サイトの見せ方を整えることで、検索結果の画面から「どの会社か」を伝えやすくなります。ただし、検索結果の並び方や表示内容は検索エンジンが決めるため、結果は保証できません。数週間〜数か月、同じ手順で確認を続けてください。

Q. 検索候補に同名他社の悪い言葉が出た場合は?

候補は検索エンジンが多くの人の入力などをもとに出すもので、会社の事実を証明するものではありません。まず手順に沿って現状を記録し、変化を見ながら対応を検討します。

まとめ

検索での混同対策をまとめて守るイメージ

会社名が同じ会社との混同は、まず「自社の問題か、同名他社の問題か」を切り分け、会社概要・所在地・業種を検索結果と地図で一貫して示すことが基本です。相手を名指しで批判せず、自社の情報を正確に書き、月に1回の確認と記録を続けましょう。AccessSuggestでは、社名や社名+地域の検索候補を毎日自動で確認できます。まずは無料で、どんな候補が出ているかを確かめてみてください。

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この記事を書いた人

三田 健司のアバター 三田 健司 株式会社アクセス・リンク 代表取締役 / 認定SEOコンサルタント

(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。株式会社アクセス・リンク代表。10年以上にわたりSEOコンサルティングとホームページ制作に携わり、40業種・100サイト以上の改善に立ち会ってきました。

この仕事をしていると「検索結果に何が出ているか」で問い合わせの数がはっきり変わる場面に何度も出会います。なかでもサジェスト(検索候補)は、本人がいちばん見ていない場所です。取引先や求職者から指摘されて初めて気づく、という相談が実際に少なくありません。

指摘される前に自分で気づける仕組みがほしい。そこから AccessSuggest を作りました。このブログでは、サジェスト汚染や風評被害について「まず自分でできること」を、専門用語を避けて書いていきます。

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(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

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